
都市の樹木を理解し、
将来につながる管理を考える。
街路樹や施設内の樹木について、生育環境、管理状況、周辺条件を整理し、継続的な維持管理と保全計画を支援します。
樹木と向き合うには、まず状況を整理することから。
都市環境に生育する樹木は、樹種の特性だけでなく、生育環境、根域の広さ、周辺の舗装やインフラ、維持管理のためのアクセス性、そして公共空間における安全性など、多くの要因が関係します。これらを場当たり的に扱うと、樹木の状態を正確に把握できず、適切な時期に必要な対応を行うことが難しくなります。
Holm Lab Vault株式会社(HOLM LAB VAULT)は、都市樹木の管理に関わる情報を体系的に整理し、観察記録や維持管理計画の立案を支援する、日本の法人・施設運営者向けコンサルティング事業です。樹木医資格による診断や特殊な伐採作業そのものを提供するものではなく、管理のための「土台」となる情報整理と計画づくりに専門性を置いています。

都市樹木管理の全体像
都市樹木管理とは、街路樹や施設敷地内の樹木について、生育状況の把握、記録の整備、維持管理計画の立案、専門業者との連携までを一体的に考える取り組みです。樹木は時間をかけて変化していくため、一度きりの対応ではなく、継続的な観察と更新が欠かせません。
樹木台帳の整備
樹種・位置・識別番号・寸法などの基礎情報を一貫した形式で記録します。
樹木点検・観察
樹冠・樹皮・根元などの視覚的な状態を定期的に確認し記録します。
根域保護の検討
舗装や工事による根への影響を抑えるための考え方を整理します。
維持管理計画
剪定や点検の優先順位、実施時期の見通しを整理します。
都市環境で樹木管理が難しくなる理由
限られた根域空間
舗装や地下インフラに囲まれ、根が十分に広がれる土壌空間が限られていることがあります。
記録の分散・欠落
過去の剪定履歴や点検記録が分散し、樹木ごとの経緯を追いにくくなっているケースが見られます。
工事による影響
建設・改修工事の際に、既存樹木の根や樹冠への配慮が後回しになることがあります。
記録と観察が、管理の判断材料になる。
樹木台帳は、樹種、位置、識別番号、おおよその寸法、樹冠の状態、過去の維持管理履歴などを一貫した形式で整理するための基盤です。写真記録と組み合わせることで、時間の経過による変化を比較しやすくなります。
また、視覚的な樹木観察では、樹冠の密度や葉の状態、枝の構造、樹皮の損傷、キノコ状の子実体の有無、根元周辺の地面の状態などを確認します。これらはあくまで予備的な観察であり、正式な樹木診断に代わるものではありません。明らかな懸念が見られる場合は、樹木医など適切な専門家への相談をご案内します。

見えない部分と、見える部分の両方を計画する。
根系は樹種や土壌条件によって分布が大きく異なります。舗装、地下インフラ、工事車両の通行などは根の環境に影響を与える可能性があり、掘削を行う前には根の状況を考慮した計画が求められます。
一方、剪定は樹形の維持、通行・建物のクリアランス確保、枯れ枝の観察といった目的に応じて計画します。高所作業や刃物を使う作業そのものには訓練と安全管理が必要であり、実際の剪定作業は資格・経験を持つ専門業者が担うべき領域です。HOLM LAB VAULTは、その計画段階の整理とコーディネーションを支援します。

一本の木から、面としての緑へ。
個々の樹木の管理に加えて、敷地や街区全体における樹木の分布、樹種の多様性、既存の成木をどのように残すか、新規植栽をどこに配置するかといった視点も重要です。樹冠がもたらす日陰や景観上の効果は環境によって異なり、具体的な温度低下量やCO2固定量などを断定することはできませんが、緑の分布を計画的に考えることには実務的な意義があります。

ご相談からご依頼までの8つのステップ
初回のお問い合わせ
物件・樹木情報の確認
敷地条件の確認
樹木台帳・観察計画の検討
管理要件の整理
お見積りの提示
ご承認
対応と資料のご提供・フォローアップ
HOLM LAB VAULTの考え方
HOLM — 成木と向き合う
成木や既存の緑は、簡単には再現できない価値を持っています。既存樹木をどう残すかを起点に考えます。
LAB — 観察に基づく整理
思い込みではなく、現地で確認できる情報を基礎として、管理の方向性を整理します。
VAULT — 記録を未来へ
台帳や観察記録を蓄積し、将来の担当者や専門家が参照できる状態を保つことを重視します。
